中村の守備力

そのスタッフとは代理店のスタッフじゃないんですかね?(笑)
なんか親善試合の度に海外組を呼ぶ呼ぶと言っているような気がするのですが、個人的には今回のペルー戦に海外組を呼ぶメリットをあまり感じないので、本当にオシムが呼ぶかどうか疑問なんですがねえ。だいたい、海外組を呼んでしまうと国内の若手を起用する幅がますます狭くなってしまうわけで。
ここでもし海外組を呼ぶようであれば、それはアジアカップでの召集につながると考えるのが普通なわけで、ここでのメンバー次第でオシムの今年の方針が見えてくるのは確かでしょうね。
まあ、ペルー戦はオシムにとっては必ずしも必要な試合とは思ってないはずで、ここでカピタンの泣き言を聞いて貸しを作っておいてもいいかなと思っているのかもしれませんが(笑)。
さて、久々にお便りの紹介。住田さんより。

中村俊輔について質問があります。「オシムジャパンと中村俊輔」読ませていただきました。
私は彼のファンで、セルティックでの試合を毎試合見ている者です。
俊輔は以前と比べると(それはつまりイタリア時代と比べると)、守備力は格段に向上していると思うのです。私は彼のファンではありますが・・・
確かにレッジーナでプレーしていたままの俊輔だったならば、オシムも代表では使えなかったであろうと想像します。
あの当時の俊輔は、湯浅さんに「アドリブ守備」と実に上手く表現されてしまうような、ほんとに申し訳程度の守備をしていました。
でも今は「守備に強い」選手とまでは言わないですが、かといって守備でチームの足をひっぱってしまう選手でもないです。
チェイシングも怠らないし、パスカットもするし、スペースを埋めたり、前線から戻って自陣のPAをカバーしていることもあります。
もちろんレノンのようなわけにはいきませんが・・・(汗)
現に、現地のセルサポのフォーラムを読んでいても”守備”の面で不満を述べられていることは(特に最近は)ほとんどないです。
それに今シーズンは、ヘディングやタックルもだいぶ普通にこなすようになったでしょ?(苦笑)
彼が傑出したチャンスメーカーであるのは誰もが認めるところです。
ですが、いまだに過去とまったく変わらない表現で「守備が出来ない」と批判している人がいます。
おそらく、セルティックの試合をまともに見たことがない人間が述べているのでしょう。
(もしくはリーグ戦をほとんど見たことがなく、苦戦したチャンピオンズリーグだけを見たとか・・・)
でもガゼッタさんはイタリアの試合はもちろん、セルティックの試合もずっとご覧になっているわけです。
そこで教えてください。
今の”守備をこなすようになった俊輔”でも、オシムジャパンでは使えないのでしょうか?
今の中村俊輔は、少なくとも「守備に目をつむって使う」選手からは脱却したと思うのです。
如何でしょうか?

やはり守備力とは相対的なもので、スコットランドリーグではほぼ試合を支配できるセルティックで求められる守備力と、W杯の場での日本に求められるものが違うのは確かです。ミランのピルロも、ミランでこそあの位置でプレイ出来るわけであって、もしプロビンチアで中盤の底をやったら悲惨な事になるのが目に見えています。
もちろん、中村の試合もオシムは見ているはずですから、代表に必要とされる2列目での守備のレベルには中村がまだ達していないとオシムは考えているんでしょうね。何とかCLのミラン戦で一皮むけて欲しいところです。