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ドイツ・ブンデスリーガ第19節 ヴォフスブルグ-フランクフルト(2-2)

前節はリーグ2位のシャルケ相手にホームで良い試合をしたが、アウェイとなるとホームでは分からなかったいろんな弱点が浮き彫りになるんだなあと痛感させられた試合だった。
まずは守備。2点とも誰もマークに付いていないどフリーの状態で決められてしまったように、ラインコントロールからのブレイクのタイミングがあいまいで、しかもラインの上げ下げにメリハリが無く、中盤の選手もただまん中付近に下がるだけなので、各選手のポジションのバランスが悪く、次々にセカンドボールを拾われてしまうために、相手に押し込まれると簡単にシュートチャンスを作られてしまう。
攻撃でも、ヴォフスブルグがマルセリーニョを攻撃の核として攻めを構築させていたのに対し、フランクフルトにはボールをキープしてスペースへと展開パスを出せるようなコンダクターが全く存在せず、唯一技術がありそうなシュトライトもパッサーと言うよりは飛び出しとドリブルを得意とするタイプなので、シャルケ戦のように出足で勝たないと本当にトップまでボールが回ってこない。
まあ、そんな中でも後半18分にスローインから高原がうまくつないでマイヤーが折り返し、テュルクがアマナティディスとは違って(笑)見事にダイレクトで決め、6分後にはカウンターからのクロスにうまく抜け出したマイヤーがヘッドで押し込んだように、わずかの2チャンスで2点決められ、終了間際のヴォフスブルグの得点が微妙なオフサイドの判定で取消された事は、フランクフルトにとってラッキー以外の何物でも無かったと言える。次は下位に沈むマインツとのホーム戦なだけに、今度は内容を伴った勝ち点3と行って欲しいところだ。
高原については、前述のようにここまでボールが来ないと得点のしようも無い。前で張っていてもヘディングじゃ勝てないので中盤に下がる事も多かったが、それもあまり攻撃面のプラスにはつながっていなかった。後半22分にアマナティディスが入ってからは右のウイングの位置になったが、まだ力が有り余っているようだった(笑)。まあ、ホームでの得点に期待かな。

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