フランス・リーグアン第22節 ルマン-マルセイユ(2-0)

好調が長く続かないけど不調も長く続くとは限らないのが(以下略
いや、SBのオリビエ・トマは別として(笑)、ルマンの選手には元からこれぐらいのポテンシャルはあるんだよね。ただ、メンバーのほとんどの割合を占める黒人選手にありがちな事なのだが、ロマリッチを筆頭として下手に余裕が出てしまうととたんに強引な個人プレイに走ってしまうので、チームの戦い方がなかなか安定しないのだ。
この試合では、好調のマルセイユ相手とあってか、クタドゥールと松井という線の細い選手を外して、黒人のファンショーヌとセセニョンをスタメンにしたのだが、パスワークよりも個人のキープ力やフィジカルで対抗しようとした狙いがずばりと当たって、マルセイユに押されながらも要所で踏ん張りが効いた試合をする事が出来た。当然、プレイに余裕など無いので彼らの変なクセが顔を覗かす事も少なかった。2点目のPKはちょっと怪しい判定だったが、ルマンのサッカーは十分勝利に値する内容だったと思う。
松井は後半11分にファンショーヌに代わって出場。最初こそ、バングラのいる右サイドにボールを集められてプレイの機会は少なかったが、サイドから中にも顔を出してプレイをするようになってからはボールを受けられるようになり、PKにつながった左でのキープなど、攻撃の起点としての存在感は見せられたように思う。ただ、この日先発で出たファンショーヌが得点を決めているだけに、練習でのアピールがもっと必要になりそうだ。