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スコットランド・プレミアリーグ第24節 ハーツ-セルティック(1-2)

勝ち点差が20近くも離れているとは言え、最近ようやく調子を取り戻してきたハーツとのアウェイ戦とあって、スコットランドとは思えないハイペースの見ていて楽しい試合であった。
試合は序盤からハーツの出足が凄まじく、セルティックはまともにボールをつなげないままにミドルシュートから先制を許し、その後も2度ほど完全な決定機を作られたのだがGKボルツのファインセーブなどで何とかしのぎ、後半にしぶとくフェネホール・オフ・ヘッセリンクのシュートで同点に追いつくと、後半25分からはハーツもさすがに息切れし、最後はヤロシクのミドルで突き放した。
ハーツの勢いに対して久々にセルティックも気合が入ったようで、普段とは見違える攻守の切り替えと、守備での高い集中力を見せ、2月のCLに向けて良い肩慣らしが出来たように思う。フェネホール・オフ・ヘッセリンクとヤロシクが肉弾戦に強さを見せ、グラベセンとスノは運動量豊富に駆け回ってハーツの勢いに最後まで対抗していたのを見ると、特にミランとのアウェイ戦でこの布陣は効果的なのではないかと思わされた。
中村も、今まではこういった白兵戦では完全に試合の流れから取り残されてしまう事が多かったのだが、この試合でも守備の当たりは十分とは言えないものの、随所でボールに顔を出して競り合いを積極的に仕掛けるなど、もしかするとイングランドでも使われ方次第ではやれるのではないかという成長を見せていた。是非、CL決勝トーナメントの舞台で驚きを見せて欲しい。

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