フランス・リーグアン第20節 ルマン-トロワ(2-0)

松井がリーグ今期初の得点、しかもドッピエッタという嬉しい試合だったが、もちろん松井のコンディションが休み明けで良くて、相手が降格圏内のトロワ相手のホーム戦というアドバンテージ以外にも、ルマンのチーム内容に向上が見られたのが収穫だった。
この試合ではFWがいつものグラフィチではなくて、リュコの1トップ+トップ下サマサという布陣だったのだが、グラフィチがあまり動かずに前で張っているのに対し、リュコは守備にも積極的に戻るので松井の守備負担が減り、しかも相手がバングラのサイドを重点的にケアしていたので松井のところに大きなスペースが出来ていた事が、ゴール前での仕事が増えた一因となっていた。
中盤より後ろでも、ロマリッチが珍しくシンプルなプレイを心がけていたり、左SBのカマラがかなりチームにフィットしてきていたり、いつもミスが多いオリビエ・トマが堅実なプレイを見せていたりで、クリスマス休暇中にルマンが良い準備をしていた事が伺えた。
まあ、この布陣もルマンに怪我人が多いゆえの臨時策ではあるし、良い状態が最後まで続かないのがプロビンチアゆえの問題なのだが、今の状態が続いている内に、松井の得点とチームの勝ち点を積み上げていって欲しいところだ。