2006年7月

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ドイツW杯準々決勝 イングランド-ポルトガル(0-0PK1-3)

当然の事ながら現在のイングランドメディアは退場劇にからんだルーニーやC・ロナウド、そしてエリクソン監督への集中砲火を浴びせているようだが、前半はポルトガルのパスワークに対して1トップで中盤を厚くしてペースを握らせず、後半になるとベッカムの怪我があったとは言えレノンのドリブルで攻撃が活性化されてランパートやジョー・コールの決定機を作ったわけで、イングランドのゲームプラン自体はそれほど間違ってはいなか […]

ドイツW杯 準々決勝 ブラジル-フランス(0-1)

大本命と見られていたブラジルが敗れてしまった。しかし、考えて見ればここまでブラジルはフランスのような世界的なストロングポイントを持っているチームとは対戦していなかったわけで、初めて訪れた壁を前にして、ロベカルやカフーの衰え、カカーとロナウジーニョの不調、デブの運動量といったエクスキューズが露にされてしまった試合だったと言える。 この試合でブラジルはアドリアーノを控えにしてロナウドとロナウジーニョの […]

ドイツW杯 準々決勝 ドイツ-アルゼンチン(1-1PK4-2)

意外な早い時間での得点、怪我で選手交代枠を使ったこと、フィジカルに勝る相手に早めに守備に回る、カウンターから決定的チャンスがあっても決められず、そして最後は追いつかれると、まるで日本対オーストラリアをなぞったかのような試合となった。結局はPK戦までもつれこんだのだが、ドイツは完全なホーム、アルゼンチンのGKは控えとあっては、PK戦に入った時点で勝負は決まっていたと言える。 もちろん、試合のレベルは […]

ドイツW杯 準々決勝 イタリア-ウクライナ(3-0)

戦前の予想通りの結果と点差になってしまったが、ウクライナの守備組織と運動量は素晴らしく、プレスでマークに入ったり前線の選手とサンドイッチするスピードは最後までイタリアの攻撃陣に余裕を与えず、攻撃場面になるとゴール前に4人が突入する思い切りはイタリア守備陣に十分冷や汗をかかせていたと言える。 この試合の勝敗を決めたのはほんのディテールで、トッティにベタでマークをつけたがゆえにトッティにワンタッチでは […]

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