今日の戯言

やはり役者が一枚も二枚も上ですな。
オシムのカピタンに対する発言を一見すると、あたかもカピタン・ジーコ体制並の親密度に見えますが、人間まず全面的に受け入れてくれる態度に出られてしまうと文句は言いにくくなるものであり、その上で意見はどんどん言って欲しいと言われると、かえって言いたい放題言えなくなるものなんですよね。その辺は、ケンカするしか能の無い某フランス人とは違うところですよね(笑)。
まあカピタン電通スキームだとか、ジーコ・田嶋体制の失敗といった4年間の負の遺産に対する責任を抜きにして考えれば、協会内で絶大なる力を持っているカピタンを味方につけるのは、オシムにとっても代表の強化プランを遂行するために必要なことであるというのは理解できます。4年間もの間、大した希望を抱けずに代表を見守るしかなかったこちらとしては、カピタンがおめおめと続投するのは腹立たしい限りではあるんですけどね(苦笑)。
あとは、オシムがマネー病という協会にずっしりと溜まった膿をどこまで掃除してくれるか。そして膿と言えば中田特番についてRさんからのメール。

いやいや、良かったですよ?中田特番。
選手が選手批判するな的にこだわる人以外にとっては、日本の地上波ゴールデンでは普通ありえない、詳細で判りやすい総括番組でした。
遅かろうがなんだろうが、次へ向けて膿は出し切っとかないと。心有る人やらサイトやらマスコミやらには、カケラも影響力が無いと今回よく判りましたし。元選手の中田がやるしかなかった、というとこでしょうかね。
まぁ伝えたいことって形でこれだけ言って、今後中田が日本サッカーに関わってくれるのかどうかが唯一の不満というか不安かなと。

まあ中田としても、今後サッカーに当分は関わらないと決めたからこそ、あそこまでの選手批判が出来たってのもあるでしょうしね。選手の中田が総括するしかなかった、この4年間のいびつさ、異常さというものを、一般の人が少しでも感じてくれればいいのですがねえ。