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今日の戯言

いや全く持ってその通りで(涙)。
千葉側のこの声明を見ても、もうオシムの代表監督就任はほぼ決まりという状況になって来たようですが、これまでのオシムの談話を見ていて、このドイツでの日本の戦いを見て、オシムが日本サッカーの将来について非常な危機感を持っているがゆえの早期受諾だったのは確かだと思います。しかも、誰かさんに侮辱されても引き受けてくれるのだから、私のような代表を応援する者にとっては本当に頭をいくら下げても下げたりませんよね。
今大会での日本の敗因として、第一にコンディション不足が挙げられるのは私も否定しませんが、ではコンディションが良ければコンフェデやドイツ戦のようなサッカーが出来て勝てたかと言うと、かなり難しかったのではないかと思ってます。所詮コンフェデのような親善試合では、相手をとことん研究して潰してくるようなサッカーはしませんし、実際に中村は体調の問題もあったのかもしれませんがオージーに壊されてしまったわけで、ベストメンバーから何人か入れ替えてもあうんのサッカーが出来るような準備や能力が日本に無かった事を考えても、所詮はたらればの話に過ぎません。
ブラジルでさえ日本相手にしか出来なかった「理想のサッカー」を夢描いて現実逃避をするよりも、まずはきっちりと闘える選手の厚みを増やす事。オシムにはまずはそこを期待したいところです。ってそんな事はオシムが一番良く分かっているんでしょうがね。
さて、「ジェフファン」さんからのメール。

6月29日の記事の中に、「とりあえずジーコは運で結果だけは出しちゃってましたからね。」と、あります。コレに関してですが、私から言わせれば、これは、ジーコが出した結果ではないと思ってます。
昔、メキシコオリンピックで銅メダルを取った時の監督は、長沼健です。今、語り継がれる中に、長沼健の監督としての手腕をたたえる話はありますでしょうか?(皆無とは申しませんが)ほとんど覚えてません。それよりも、東京オリンピックに合わせてコーチをしていた、クラマー氏の功績と言われております。東京オリンピックに合わせて蒔いた種がメキシコオリンピックで花が咲いたと言われております。
今回も同じで、コリア・ジャパンに向けて蒔いた種が、その後に花が咲くはずだったのですが、方向を間違えたために、枯れる寸前まで行ってしまったのです。その種のおかげで、アジアカップの優勝があったと思ってます。決して、ジーコの功績と考えておりません。(ガゼッタさんも、このことは、理解されていて、「運で」という表現の中に含まれているのかもしれませんね)
本当は、この4年間を日本サッカーの歴史から抹殺してしまいたいくらい怒っているのです。しかし、二度とこんなことがおこらないように、客観的に検証し、経験として残しておいたほうが良いのでしょうね。

ジェフサポーターの方にとっては、4年間の失態の尻拭いまでさせられているのだからさぞかし怒りも倍増でしょう。種の話については次のアクションコラムでもちと触れさせてもらってますが、外国人にとってはすぐ分かるようなリテラシーの欠如が蔓延している限りは、協会も電通も反省してくれるかどうかは怪しいところですよねえ・・・(苦笑)
といつものように毒を吐いて締めくくろうと思っていたら、突如中田現役引退の大きなニュースが・・・いや本当にショックで残念です。中田については私も長く注目してきた選手ですし、当然いろいろと言いたい事もありますが、到底今日だけで書ききれるものではないので、そのうちぼちぼちと書いて行く事になるでしょう。とりあえずは一言、「本当にお疲れ様」。

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