今日の戯言

バンバカってのは1万個の馬鹿っていう意味ですか?
私は倒れるなら前のめりにとは書きましたが、それはあくまで「完全燃焼希望症候群」の方たちに対する皮肉であって、まさかトップがマジでそう思ってるとは思いませんでしたよ。というのはウソで、やっぱりそう思ってたんだなって感じですが(笑)。
今日はそのブラジル対オーストラリアの試合を見ていましたが、日本が最初からバンバカ行ったら確実にバンバカやられますよ。とは言え、ブラジルに全く弱点が無かったわけではありませんけどね。
まず、ブラジルはデブとアドリアーノがそれほどスペースに動かずに前線に張っている事が多いので、相手に引かれるとサイドにスペースが出来なくてロナウジーニョやロベルト・カルロスがそれほど攻撃に絡めなくなり、なかなか分厚い攻撃を仕掛けられなくなってしまいます。
それでも、前線にキープ力があるのでマイボールになるとバックラインがハーフウェイの位置まで上がり、攻撃がストップしてもボランチとSBで相手のボールの出どころを素早く押さえてまたマイボールにするという巧妙な網で前線の不出来をカバーしていました。その中心となっていたのはゼ・ロベルトで、中田もびっくりの豊富な運動量で常に攻守にからみ、完全にブラジルのエンジンとなっていました。
ただ、いったんボランチとSBのラインを突破してしまえば、CBは比較的素早く戻る動きをするために、サイドのスペースからバイタルエリアへとボールを運ぶことは比較的簡単です。オーストラリアはそういった展開から再三ミドルを放っていましたが、日本戦とは違って運がありませんでしたし、いかなる時でもボールはつなげるブラジルに対しては完全な波状攻撃で押し切ることは出来ませんでした。
注目のロナウジーニョについてはこの日はさほど目立つ出来ではありませんでしたが、やはりあの個人技は非常にやっかいで、日本では1対1で止められる選手がいないだけに、スピードで勝負するカカーよりは日本にとって嫌な選手であることは間違いありません。また、デブよりもロビーニョを出したほうがいいとの世論が盛り上がっているようですが、一瞬の得点感覚についてはまだまだデブの方が上のように思うので、個人的にはロビーニョ先発のほうがいいように思いますね。
まあ現実的に考えて日本が2点差以上で勝つにはゼ・ロベルトとロナウジーニョ、デブがサブに回って、日本のミドルシュートがばんばんコースに飛んで、川口がアトランタ以上の神がかりになるしか可能性は無いんじゃないでしょうか。ま、それもクロアチアがオーストラリアに負けたらどうしようも無いわけですから、とりあえずはブラジルとの試合を楽しむスタンスで臨むしかなさそうですね。あ、当然代表メンバーは楽しむ気分だけでやってもらっちゃ困りますよ、特に三都主とジーコはね(笑)。