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今日の戯言

世間ではオーストラリアがオランダを削りまくった事でいろいろ騒ぎになっているようですが、今日はそのオランダがメキシコと行った親善試合を見ていました。
前評判ではオランダが凄く好調だと聞いていたのですが、3トップがバベル、カイト、ファンペルシという普段にはまず無い布陣で、中盤以降もサブが多かったこともあってかオランダ自体の出来はあまり感心できませんでした。それでも腐ってもオランダで、マルタ戦の日本とは比較にならないぐらいのパススピードで試合を支配していたのですが、とにかくメキシコの守備における集中力が素晴らしく、前半開始から全くボールに触れなかった圧倒的劣勢の中でもオランダにPA内への侵入を許さず、16分に本当のワンチャンスで得点するなど、試合巧者ぶりが際立っていました。
後半開始早々に何故かいきなり集中が切れてポンポンと2点を入れられてしまいましたが、それ以外の時間帯は攻められていてもメキシコの時間帯と言ってもいいような安定感で、相変わらず短くて確実なパス回しも含めて、日本の本大会での戦い方のお手本のような試合でした。
逆にオランダとしては、4-3-3のシステムがポジションを保ってワイドに展開し、そこから個人技で打開するという戦術的な意図がはっきりしているものだけに、ロッペン、ファンペルシ、ファンデルファールトといったテクニシャンをどう攻撃のキーとして効果的に使うかが試合のカギになって来そうです。
あと、オランダと言えばスカパーで平山の特集があったのですが、まあ松原渓と平山のインタビューはどうでもいいとして(笑)、ボス監督が「平山がビッグクラブに行くのはあと2年必要だ」との話が印象的でしたね、いやもちろんあと2年もかかるのかじゃなくて、たった2年で行けるのかっていう意味ですよ(笑)。それはそれだけボス監督が平山を買っている証拠でしょうし、まだ彼には伸びしろが大きいと判断されているわけで、こちらも来期が楽しみになるってものです。次のW杯ではFWに悩まなくて済むように頑張って欲しいですね。

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