サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

今日の戯言

いよいよW杯に向けての国内合宿も大詰めに近づいて来たようですが、ジーコジャパンの戦術に関していくつか興味深い話が漏れてきてますね。
特に、中田の守備の仕方に関しての記事では、選手がどんどん前に出てボールに次々とアタックをかける事によって、高い位置でのボール奪取から素早くサイドへと展開するバルサスタイルのサッカーを中田が指向している事が非常によく分かります。それに対して宮本などは、相手ボールになったらまずしっかりとスペースを埋めて攻撃を遅らせるタイプの守備を指向していますよね。
現時点での代表のデフォルト布陣が3バックであまり積極的にラインを上げないサッカーである以上、中でフリーの選手を作ってしまうとサイドの高い位置へのパスに対してはほぼ無防備になってしまうので、現実的には宮本の選択肢のほうが日本には適しているのは確かでしょう。中田式バルササッカーのほうが得点機会は増えるでしょうが、どうせ日本はチャンスをたくさん作ってもそんなに決められないし、下手にラインを上げてカウンターから失点するほうがはるかに確率が高いでしょうから(苦笑)、しっかり守ってセットプレイを狙うほうがまあクレバーでしょうね。
そして攻撃面では、やはり中田はDFからFWに当てる縦パスを重視しているようですね。間延びしたDFラインから不正確で弱いパスが出るのは大変に危険ですが、ボールをもらって前を向いて勝負してからのファールゲットという場面は日本にはあまり期待できないので、クサビのパスをFWが受けたところで倒されてもらうほうがいいですからね。個人的には中田が攻撃で下手に前に出るよりかはこれ専門でやってくれた方がいいと思ってるぐらいですから(笑)。
しかし、こういう私のような素人でさえ簡単に日本の戦い方を分析できてしまうような情報がだだ漏れってのは本番に向けてどうなんでしょうね・・・いや、あまりにも今更な話だし、ここで愚痴を書いてもどうしようも無い事だとは分かりきっているんですがね。きっと、ヒディンクやクラニチャルは今ごろほくそえんでいるか呆れているかどっちかでしょうな。

モバイルバージョンを終了