今日の戯言

W杯もいよいよ近づいてきて、Jビレッジでの代表合宿には23000人の人が押し寄せるなど、ジーコジャパンも大変な騒ぎになっているようですね。
騒ぎになっていると言えば、深刻な方向でえらい事になっているのはイタリアで、ユベントスのモッジGMの収賄疑惑がイタリア代表にまで飛び火する勢いにまで広がってきているようです。買収とか不正といったものはイタリアやスペインなどではほぼ公然の事実として語られていたところがあるので、ユーベの事件についてはやっぱりね、という感想でしか無いのですが、それにしても何故この時期に摘発を行ったのでしょうかね?
今年のトリノでもオーストリア選手宿舎が警察の家宅捜索を受けましたが、98年のツールドフランスでレース期間中にフェスティナチームがドーピングの疑いで同じように警察の捜索を受けて以来、わざと大きなスポーツイベントを狙って摘発が行われているような気配があります。ファンや国民の反感を受けて大きく非難される事で、不正を世間にアピールすることよりも、自分たちの存在をアピールしたい欲望の方が大きいんじゃないかとすら思ってしまいますよね。
今回についても、イタリア代表の戦術はほぼ固まっているでしょうから、最悪監督は首を挿げ替えたらいいだけなのかもしれませんが、カンナバーロやブッフォンまでが欠場となるとこれはイタリアの優勝に赤信号が点滅になってしまいます。コマが豊富なFWと違って、意外にイタリアはDFの層が薄いですからね。特にCBはネスタとカンナバーロの次がマテラッツィだったりするので、全くシャレになってません。
そう考えると、パフォーマンスにはいろいろと不安はあるし国会議員のちょっかいはあるけれど、不正の波にさらされる不安の無い日本は一応幸せな部類に入るのかもしれませんねえ。