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オランダ・エールディビジ第27節 トゥエンテ-ヘラクレス(2-0)

この試合も平山はノーゴールに終わったわけだが、とにかく平山がどうこうと言うよりも、ホームのトゥエンテのボールへの集散の激しさの前に、タンゲを始めとして主力を多く欠いたヘラクレスは完全に腰が引けて、ひたすらDFラインの低い位置からアバウトなハイボールを放り込むだけで、まるで可能性の無いサッカーをやっていた事に尽きる。
そんな中で平山は終始ユニフォームをつかまれて動きを抑えられる厳しいマークに遭っていたが、何とかハイボールは五分の戦いに持ち込み、2点目を入れられてからはのほほんとした平山にも少しはファイトが宿ったのか積極性のあるドリブルや、まだ下手とは言え体を使ったポストプレイを見せてくれた事は少しではあるが明るい材料であった。
チームも2点目を入れられてから開き直ったのか、多少は前に出る意識が見え始めてタメルスと平山の2トップにした効果もあって少しはチャンスを作れるようになりはしたのだが、あまりにも反撃が遅すぎた。これで残留プレイオフ圏内まで勝ち点3差と黄色信号が点り始めてしまったが、アウェイであっても気持ちで負けずに後半に見せたような開き直ったサッカーを見せられるようになるかどうかで今後が決まってきそうだ。

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