アジアカップ1次予選 日本-インド(6-0)

これもまた攻撃練習のみの試合となったので採点は省略。
前回7-0勝利した相手に対して6点と、決定力やセットプレイの精度に対して物足らないところはあったが、インドがアメリカ戦の日本に比べるとはるかに立派な戦いをしていたのと、かなりボールが流れる横浜のピッチに前半の日本がとまどっていたのも事実で、相手が疲れた後半途中からはしっかりと崩して点を取ることが出来ていた。
試合内容においても、前線と最終ラインの間がやや伸び気味だったのと、選手全体に集中力が欠けていたところはあったが、国内組の試合としては珍しく縦に速いクサビのボールを入れる意識が見られ、決まりはしなかったが引いた相手にミドルシュートと、ある程度攻撃の意図というものが感じられる内容だったように思う。
ただ、この試合の最大の注目点であったサブ組の活躍という点では微妙だったのも確かで、巻は頑張ってはいたが久保とのコンビがあまり作れず、小笠原も相変わらず良いプレイとミスが同居し、長谷部もまずまず頑張ってはいたが層の厚い中盤で抜け出すところまでには行かず、唯一佐藤が久保との相性の良さを見せて確率を上げたぐらいだろうか。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けて誰が選ばれるのか完全に混沌という感じになって来たが、ジーコの腹の中は読めないので全く予想不可能である(笑)。