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フランス・リーグアン第27節 PSG-ルマン(0-1)

もはや順位差も勝ち点も2差まで迫ってきたPSGとのアウェイ戦。松井はフォレの1トップに両ウイングにバングラとファンショーヌを配した4-2-3-1のトップ下として先発。
試合は幸運にも前半の5分でルマンがPKをゲット、あとはひたすらPSGの攻撃を耐え忍ぶという展開が続いた。が、トマとオクールのボランチを中心としたルマンの後ろ6人のブロックは非常に統率されていて、PSGの決定力不足も原因としてはあったのだが、終始バランスを崩さずシュートの場面でも最後まで足を出すような粘りで守りきった。
当然、それは前線の守備面での協力もあってこそで、松井とウイング陣は時には3列目の位置にまで下がってチェックを怠らず、1トップのフォレも積極的に前線からのプレスに参加して一方的な展開になる事を防いでいたのは見事と言うしかなかった。
ただ松井自身のプレイについては、たまたまフリーでボールを受けられればセンスのあるパスとキープで前にボールをつなぐ仕事が出来ていたのだが、プレッシャーを集中して受けるポジションなだけにボールロストも多く、PSG相手のアウェイ戦とは言え、十分な働きが出来ていたとは言えなかった。
しかし、それでも絶えず味方からのパスをもらえていた事はチーム全体の松井への信頼感が高いことの現われであり、クラブがUEFAやCLを狙って行くのであればなおさら、その信頼を維持して行けるような結果と内容が求められて行くことだろう。まあ、これで3位に勝ち点2差の5位になったのだから本当に凄い成績だなあ。

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