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イングランド・プレミアリーグ ボルトン-ウィガン(1-1)

ここも中田についてのみで。
前半のボルトンはほぼ攻撃がデイビスやヤンナコブロスへのロングボール一辺倒で、中田にボールが回る回数はほとんど無かったのだが、そんな運動会サッカーにも愚直にマークとカバーを欠かさず、危ないバックパスや軽い足を出すだけの守備をした場面もありはしたが、かなりプレミアリーグの呼吸を会得してきているように思えた。
後半になるとデイビスが負傷して、デイビスに比べるとまだスペースを利用する意識の高いボルヘッティに代わったことと、ウィガンの中盤の圧力が落ちたことで、持久力に優れる中田が味方のパスコースに顔を出してボールをもらえる回数が増え、そこから早いタイミングでクサビの選手やスペースへと出すパスが生かせるようになった。
試合自体はセットプレイからGKが弾いたところを押し込まれてドローに終わってしまったが、先制してからのボルトンのサッカーの内容自体は非常に良くて、中田もチームに対して少しばかり名誉挽回を果たせたと言えるのではないだろうか。決め手として最高なのは得点だろうが、守備に余裕が出てくれば前線に飛び出すタイミングもつかめて来るのではないだろうか。

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