イングランド・プレミアリーグ チャールトン-WBA(0-0)

この試合ではホースフィールドが先発に復帰してキャンベルとの2トップに、稲本とコンビを組むCHはジョンソンという形でWBAはスタート。
前半のWBAは素晴らしく、ホームで攻勢に出るチャールトンに対して一歩も引かず、中盤の素早いアタックとこの日は比較的頑張ったキャンベルのポストプレイからセカンドボールを拾う展開を作り出していた。
が、それも後半15分ごろまでで、前半は細かい足技から惜しいシュートを放つなど光るところを見せていたホースフィールドが存在感を失い、ポストプレイが出来ないエリントンがキャンベルに代わって入ってからは全く前線で起点が作れず、DFラインも下がって稲本も後ろでカバーする形が多くなって、あとはチャールトンに攻められっぱなしの30分間となってしまった。
それでも、カヌがいなくなってからのWBAとしてはまずまずの内容を見せたのも確かで、サイドに開くことの多いホースフィールドをうまく攻撃の形の中に組み込むことが出来れば、もう少しWBAの得点力をアップさせることが出来そうだ。まあ、カヌがいるに越したことは無いのだが。
稲本もチームに合わせるように、前半は非常に高い位置からのアタックとボールを奪ってからの縦へのパス出しの意識と積極的な攻撃参加を見せていたものの、後半にはペースダウンしていつもの低めの位置にいて守備優先の稲本になってしまった。相方のジョンソンがまだ本調子でないのか運動量が乏しかったのもあってウォルワークとのペアに比べて負担は増えてはいたのだが、前半の出来をもっと長続きさせるようにお願いしたい。