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オランダ・エールディビジ第21節 ヘラクレス-フェイエノールト(0-4)

小野がいなくなってファンホーイドンクが復帰したフェイエ相手のホームでの試合。ヘラクレスは平山の1トップにこの日は左ウイングにヘッヒャーが入る形での先発。
試合結果は0-4という完敗ではあったが、試合開始からのヘラクレスは高い位置からのプレスの意識が高く、ポゼッションサッカーを取るフェイエのパスをよく寸断し、ヌルメラとヘッヒャーのウイング陣の活発な動きもあってフェイエと互角の試合運びを見せていた。
ただ、判断の遅さに定評がある(笑)クアンサーが25分に危険な地域でのボールキープを突付かれて失点してからヘラクレスはパニックに陥り、ロングボールを平山めがけて蹴っときゃいいのに変にパスをつなごうとしてミスを連発、そこをフェイエに突かれてラインの裏への選手の飛び出しに対応できずに次々に失点を重ねてしまった。
後半はヘラクレスもやや立て直して攻勢を強めたが、いくつかあった決定機に得点を決められず、最後はパーウェにミドルシュートを決められて万事休すとなってしまった。
この日の平山は、フェイエのCBがそれほど強くない事もあって平山に対してフィジカル勝負を仕掛けず、平山がボールコントロールした後に狙いを定めていた守備にうまくやられてしまった印象。それでも、後半には4~5回ほどシュートチャンスがあり、60分過ぎには前を向いたフェイントからシュートまで持っていく場面を作ったのだが決めることが出来なかった。
まあ、ヘラクレス自体も中心選手のタンゲが精彩を欠いていて、セットプレイはアバウトなキックばかり、そしてどう見ても右利きで切れ込んでのシュートしか出来ないヘッヒャーを左ウイングにする不可解な采配の犠牲になった面はあるが、平山にもう少しのポストプレイの工夫と決定力があれば勝ち点をゲット出来る試合だっただけに、今後の移籍を考えてももったいなかったのは確かだ。今後も強豪との試合が続くだけに、是非とも結果を残してもらいたいところだ。

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