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イングランド・プレミアリーグ WBA-サンダーランド(1-2)

こちらも最下位のサンダーランドが相手、しかもホームということで是が非でも勝ち点3を取らなければならない試合だったが、WBAは相変わらず非力2トップのキャンベルとエリントンが1秒たりともボールをキープできない上にパスの判断も悪くてDFもラインを上げられず、出足の良いサンダーランドに終始セカンドボールを拾われてペースを握られっぱなしの試合となってしまった。
それでもWBAは何とか守備的な布陣で相手の攻撃をしのいでいたのだが、稲本が交代した直後の後半30分に左サイドでの不用意なボールキープミスから、最後はDFの足に当たってコースが変わっての失点と、内容からすれば妥当な結果ではあるが、前節せっかくアウェイで勝ち点3を手にしただけに、それが全くの無駄となってしまう不運な結果で終わってしまった。WBAとしてはFWがこれではどうしようもなく、ただひたすらカヌー待ちといったところだろう。
稲本自体の出来としては、守備では相変わらず良いカットを見せたり2列目から飛び出す相手を忠実にマークするなど安定したプレイ振りではあったが、攻撃面では前の選手がたまに良い形でボールを持つ場面があってもそれを追い越さずに躊躇する場面が目立ち、前を向いた状態からでもシュートやドリブルを仕掛けるよりも無難な展開パスを回す事が多く、消極的な姿勢に終始してしまっていたのが残念だった。一度前線とのパス交換で最後はシュートコースを変えてあわやの場面を作っただけに、本来持っているセンスをもっと生かす姿勢が欲しいところなんだが・・・

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