イングランド・プレミアリーグ ウィガン-WBA(0-1)

中村の試合も平山の試合も録画をミスってしまい(涙)、今日はこの試合だけを観戦。稲本はFAカップに続いての先発で、WBAの2トップはキャンベルとエリントンという形。
試合は、開始から終始プレミアで上位につけているウィガンのペースで進む。ウィガンはロバーツのポストプレイを中心に非常にコンパクトにまとまった組織を見せ、それに対してWBAは2トップがまるで頼りにならずにセンターラインからの攻めが組み立てられず、稲本が良い形でボールを持っても回りの上がりが遅くてひたすら遅攻を繰り返すのみの展開になってしまう。
それでも、ウィガンのラストプレイの精度の低さもあってWBAは何とか無失点でしのいでいたのだが、前半終了間際に既に一枚イエローをもらっていたムーアがロングボールの目測を誤る軽率なプレイで抜かれたところを引き倒して退場、これでWBAは10人に。
ところが後半11分、完全に劣勢に立たされていたWBAが、相手の不用意な中盤へのパスをウォルワークが競って奪い、外側を走りこんだアルブレヒトセンが抜け出してGKのわきの下を通して先制してしまう。その後は、ひたすらWBAが引きこもって守備一辺倒で耐えまくり、ウィガンは30本以上のシュートを放つも決まらず、ロスタイムの至近距離でのロバーツのシュートもGKクシチャクが体で防いで試合終了。WBAが勝ちあるアウェイでの勝ち点3を手にした。
稲本は上位相手のアウェイ、しかも後半には10人になった事もあっていつも以上に守備の人となっていて、味方のセットプレイの時には一番後ろで守る役割までしていたが、危険なボールの奪われ方を1度やったぐらいで、ほぼミスの無い守りを見せていたと言える。まあ、後半にやや息切れしていたように攻撃参加する余力が無かったのも確かかもしれないが(笑)、まずはフル出場してチームが結果を出したのだから良しとせねばなるまい。