イングランド・プレミアリーグ ウェストハム-WBA(1-0)

戯言とは全く関係無く時期外れの試合を(笑)。
稲本が先発に復帰して2試合目となったこの試合だが、序盤から徹底的にウェストハムにボールを支配され、WBAは動かないカヌとちびっこアーンショーという厳しい展開では全くがポストが出来ないコンビのために前でボールを持つことが出来ず、それをカバーするために奔走しなければならない稲本が完全にダメダメモードで、攻守の切り替えが必要な場面では歩いてるし、隣のポジションの選手がボールに競っていてもそれに備えたポジショニングをせず、これはまたスタンド直行だろなあと思いながら時間は過ぎて行った。
WBAは星の数ほどピンチを作りながら何とか最後の部分で粘りを見せて無失点に抑えていたのだが、後半12分にシェリンガムのこれぞ点取り屋という一瞬のキレに失点してしまい、この試合はこれで終わりかなと思ったのだがここからいきなりWBAは復活し、ウェストハムのペースが落ちた事が大きいのだろうがカヌがマークを外してボールを受けられるようになり、稲本も突然スイッチが入ったように動き出しが速くなって攻撃にからんだりDFラインのカバーに入ったりとチーム全体が動き出し、何度か惜しいチャンスを作りはしたもののシュートがGK正面を突くなど運が無く、悔しい敗戦を喫してしまった。
稲本については、上に書いたようにまるで前半と後半でジキルとハイドだったと言えるほどの出来の違いで、これが試合勘の不足でアジャストに時間がかかったのだったらいいのだが、もしペース配分を考えてのことだったら監督の信頼度を考えればちょっと危険な賭けかなと。次は残留争いのライバルであるエバートンをホームに迎えるだけに、先発のチャンスが得られれば是非とも後半の働きを90分間見せて欲しいものである。