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今日の戯言

いろいろいろいろあった先週末のサッカー界ですが、ひとまずざっとレビューなんかを。
まずJ1の優勝争いですが、昨日戦評を書いたようにガンバが浦和に勝ち、鹿島と千葉が引き分けてセレッソが勝つと言う、戦前の大方の予想とはかなり違った結果となりました。これだからサッカーは面白いんですがね。しかしそれにしてもセレッソがあれよあれよと3位まで上がってきたのは驚きです。
セレッソのサッカーはガンバや鹿島ほどには攻めの幅が広くなく、高い位置からのプレスでボールを奪う>カウンターから逆サイドに展開>サイドから西澤のポストを経由して森島と古橋のシャドーがからむという形一辺倒で、別にセレッソを貶めるわけではありませんが、こういう単純なスタイルのチームが優勝してしまうのは日本サッカーにとってどうなのかなと思わないでもありません。
まあスペイン戦以降のトルシエジャパンもハーフカウンター一辺倒サッカーだったわけで、それでもノルウェーやトルコのような堅く守って攻めるチーム以外であればそれなりに機能していたのが確かだし、Jでは千葉のサッカーもセレッソほどじゃないが攻めはパターン化されているわけで、やはり1つのスタイルをとことんまで突き詰めるやり方ってのは強化の王道ではあるんでしょうが、それにしても他のクラブがちょっと情けないかなと。
そして残留争いではヴェルディに黄信号が完全にともってしまいましたね・・・J2では山形と札幌が脱落して甲府と仙台の一騎打ちの様相になって来ましたが、今期のJ1の16位とJ2の3位ではさすがに実力差があるので、プレイオフに回れても昇格はかなり厳しいでしょうが、上にも書いたように何が起こるかが分からないのがサッカーですからね。と書いたからじゃないですがJFLの愛媛は鳥取と引き分けですか・・・栃木とアローズが引き分けたので3位とは勝ち点4差のままなのはラッキーでしたね。次の流通経済大戦で取りこぼさず、天王山のホンダ戦に臨んで欲しいです。
また、普段Jなどほとんど映像を流さない地上波のニュースでも放送された欧州プレイオフですが、ある意味期待を裏切る結果を出した(笑)スペイン以外は、スイスもチェコもホームでの勝利なのでまだ分かりませんね。スペインの試合は私も見ていましたが、スロバキアは悪くないサッカーをしていました。ただ、良い形のサッカーをしようとし過ぎたために、なりふり構わずマークで潰そうとか、汚いファールで相手の士気を殺ぐとかいったリアリスティックな面がおろそかになって、スペインにスペインのサッカーをさせてしまいましたね。これではテクニックに劣るスロバキアが勝てるはずもありません。
あと、南米とオセアニアプレイオフもウルグアイが1-0で勝ちましたがオーストラリアにとっては十分想定内でしょう。それよりも驚きなのがトリニダード・トバゴ対バーレーンが1-1だった事ですね。これで守れば良くなったバーレーンがぐっと本大会に近づいたのは確かでしょう。正直、アンゴラ戦よりもこっちのほうが見たいなあ・・・(笑)

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