スコッチ・プレミアリーグ第14節 ファルカーク-セルティック(0-3)

前回は4-4という打ち合いになった対戦だが、セルティックの守備が向上したことでどちらかと言うと守りあいと言う感じの試合となった。
セルティックはサットンがベンチ入りせず、ハートソンの相棒はマロニーという布陣になったのだが、ハートソンが動かない上にマロニーのオフザボールの動きが悪くてセルティックはボールを持っても攻撃が停滞し、ファルカークの戻りが早いこともあってひたすら攻めあぐねる展開となった。
それでも、前半の終わりにはセットプレイで相手の集中が切れたところでマロニーがカマラの折り返しをねじ込んで得点し、さらにマクギーディーがすぐに点を決めて試合を決めてしまったのはスコットランドの緩さゆえと言える。ファルカークも途中までの攻めはいいのだが、肝心なところでミスが多くてセルティックに冷や汗もかかせる事が出来なかった。
中村は前節同様にまったりとしたプレイ振りで、前に完全にスペースがあれば前線に飛び込む事もあったのだが、あとは地味にスペースを埋めるだけのポジショニングに終始した。チームが勝っていればアピールするよりもチームのリズムを作る事に専念してしまうのは「黄金の中盤」選手に共通した悪癖なのだが、このリズムでレンジャーズ戦をプレイしないようにして欲しいものである。