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スコッチ・プレミアリーグ第12節 セルティック-マザーウェル(5-0)

前節で対戦相手が一巡して、中村はまだ出ていなかったが開幕戦で4-4の引き分けに終わったマザーウェルが相手。セルティックは前節と中盤から前は同じメンバーで中村も右SHで出場。
試合は最初こそマークの厳しいマザーウェルの守備の前にほとんど効果的な攻撃が出来なかったが、14分にこの日ハットトリックのペトロフがワンチャンスで先制点を決めてからは、7本のパスが通った2点目が示すように、早いパス回しをするとあっという間にマークがいい加減になる相手の守備の意外なもろさにセルティックがうまくつけこみ、あれよあれよと23分で3点を取って試合を決めてしまった。
そこからはセルティックも集中力が切れ、後半開始からも相手の攻勢に慌てる場面もあったが、すぐにマザーウェルのペースが落ちて、あとはセルティックが好き放題に攻撃を仕掛け、中村のFKを含めて2点を取って(もっとチャンスはあったが)セルティックは久々の大勝を記録した。
この日の中村は、結果もゴールギリギリ右上隅に決まった見事なFKによる1得点と1アシスト、そして何度も中盤で効果的なサイドチェンジをするなど十分彼らしさを見せたと言えるが、そのどれもがマークの緩いサイドや中盤の底でのプレイであり、中村自身も中に入るポジショニングを取ろうとしていたが他の選手とポジションがかぶったりタイミングが合わない場面が目立っていた。
中盤からの効果的な攻め上がりでハットトリックを記録したペトロフの活躍を考えれば、中のポジションでのプレイを希望する中村自身のレベルアップのためにも、ただ中に入るだけではなくて鋭く思い切りのよい飛び出しでPAの中で仕事をしようとする姿勢をもっと持って欲しかったように思う。

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