オランダ・エールディビジ第5節 ヘラクレス-RKC(0-2)

平山は1点ビハインドの後半14分からおなじみのタメルスと同時に投入。いつもであれば、2人の高さに相手チームはひるんでバイタルエリアを空けがちになるのだが、RKCは徹底してボールの出所にプレスをかけるという対抗策で、2人へ良いパスを出させないと言う戦略が見事にはまり、カウンターから得点を挙げて突き放した試合だった。ヘラクレスは2人を投入後、かなり攻撃的には出たのだが、結局数多くあったセットプレイもクロスも精度が無く、平山やタメルスの頭にはボールが合う事が無かった。
平山自体は、怪我明けのせいか裏に抜けたりボールをもらいに行く動き自体が少なく、シュートは相手にブロックされた1本のみで、競り合いもRKCのDFにうまく体を入れられて、良くてボールキープから外側にパスを出すぐらいしかチームの役に立てなかった。この試合では良いパスがほとんど来なかったという不運があったが、やはりもっと強さや反応の速さを身に付けていかないと、苦しいときにチームを確実に助けられる存在になるのは難しいだろう。