フランス・リーグアン第6節 トゥールーズ-ルマン(0-2)

光ダッシュを決めたルマンと低迷するトゥールーズとの一戦。ルマンはリュコとデメロの2トップで松井が左SHに入る4-4-2の布陣。ただしロマリッチは交通事故による欠場でそれがどう出るか。
と思っていたら、ルマンは統制の取れたラインディフェンスの4バックとボランチによる守備ブロックが実に堅固で、ホームのトゥールーズに全く隙を見せない。ルマンは4-4-2で松井がボールに触れずに攻撃があまり機能しなかったために、途中からリュコが左ウイングに入って松井がトップ下になった4-2-3-1に戦術変更をしたが、それでも全く守備に破綻をきたす事が無かった。
それでも、ルマンは後半早々にサントスの抜け出しを引っ張ってしまったバサが一発レッドで退場してしまうアクシデントがあり、そこからはほぼ自陣に引きこもっての試合になってしまったが、GKプレのスーパーセーブの連発を中心に良く耐え忍び、最後には松井が起点のカウンターからオクールが2点目を入れて完璧なゲームプランを見せた試合だった。
松井は正直ボールに触る回数も少なく、ほとんどが守備とボールキープと言う辛抱を要求された試合だったが、相手が攻め疲れた時に2点目の起点になるなど、よくチームから要求されるタスクをこなしたと言える。欲を言えばもっと個人で打開するスーパーなプレイが欲しかったところではあるが、そこまで求めるのはさすがに贅沢か。とにかく今はチームとともに前進あるのみだ。