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エールディビジ第3節 ヘラクレス-フローニンゲン(2-1)

平山のホームでのヘラクレスデビュー戦。この試合は1点を先行された後半3分という早い時間帯に、タメルスと同時に出場。
この日の平山は相変わらず攻守の切り替えが遅いもっさりした動きながら、ポストプレイについては前回よりは少し安定感が感じられた。そして、何故かオフサイドになったゴールも同点の「アシスト」となったシュートもきっちり枠に飛ばしており、近距離のシュート精度については高いレベルを保持しつづけている。しかし、マークにつかれた状態で縦に入ったボールの処理に手間取る事が何度かあり、ジラルディーノとまでは言わないが、ゴール前で相手に背を向けて受けたボールをシュートまで持っていく技術とアイデアをもっと向上させて欲しいところである。
チームとしても、それまでは4-3-3でサイドからの攻撃を指向していたのが、平山とタメルスというツインタワーを投入した瞬間にパワープレイチームと化したのが面白い。フローニンゲンも分かっちゃいるけど止められないハイボール攻撃にラインを下げざるを得なくなり、SBの裏にスペースを作ってスライテルを筆頭にサイドを使われ、それが結果的に決勝点のPKにつながってしまったという点で、平山とタメルスの投入がヘラクレスにとって確実なジョーカーになったと言えよう。
人間マッチポンプのピーケンハーゲン(いつのまにHSVからヘラクレスに・・・?)を始めとするポカが多いDFや、クアンサーの安定感がもう一つで中盤でゲームをコントロールする選手がいない欠点はあるが、上位4強でも絶対的な高さを持つチームというところが無いだけに、これからのエールディビジで面白い存在になりそうである。

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