スコッチ・プレミアリーグ第4節 レンジャーズ-セルティック(3-1)

言わずと知れた今期第1回目のオールドファーム@アイブロックス。レンジャーズにはプルソやブッフェルといった馴染みのある名前が前線に並んだ4-3-3、セルティックはこの試合はハートソンとビーティーの2トップに中村がトップ下に入る4-4-2。
オールドファームをしっかりと見たのも久しぶりだが、チームの方針が以前とは変わったのか、局面局面の争いは非常に激しいものの、両方とも縦に早いとは言え比較的パスをつなぐサッカーをやるようになったなという印象。それでもやはり周りの上がり度合いがいつもと違うのもあって、中村はさらにサイドに流れたり中盤に下がるプレイが増えている印象。
しかし22分にトンプソンがバックチャージで一発退場してからは、セルティックの攻めも縦への一本のパス狙いが増えてしまい、中村はボールキープもままならずに見所はほぼセットプレイだけになってしまった。それでも、彼なりに一生懸命体を張った守備は見せていたのだが・・・そしてレンジャーズに2点目を決められた後半9分にマロニーと交代。そのマロニーがPKとは言え得点を決めただけに、中村にとっては余計に苦いオールドファームデビューとなってしまった。
セルティック自体も、以前からの課題であったDFのマーキングの緩さが見事に露呈してしまい、10人になってすぐの時間に簡単に裏を取られて先制点をあっさりプルソに決められてしまった時点で勝負は決まってしまった。中村の活かし方、ハートソンの相棒、そしてザルDFラインとまだまだ解決しなければならない問題は多い。その事がはっきり分からされた試合だった。