イタリア セリエA第23節 レッジーナ-シエナ(3-3)

中村についてのみ。中村はいつもの3トップの右ウイングの位置で、ボナッツォーリの1トップは変わらないものの、コルッチが怪我のために左ウイングはテデスコに。前半途中にテデスコに代わってボリエッロが入ってからはトップ下の位置に。
今日の中村は前節に比べると、比較的ポジションを自由に変えてFWに近い位置でプレイしようと試みていたようだが、15分を過ぎるとボールの無いところで歩いている場面が多くなり、同時にサイドに逃げたりボランチの位置に下がって安易にボールをもらおうとする姿勢が目に付き始めた。トップ下になってからはやる気が出たのかシュートを狙う場面もあったのだが、キックの精度や体の切れに甘さが目立っていた。そして後半33分に交代。レッジーナも中村が交代してから2点を取っただけに、北朝鮮戦後のミラン戦でも良い働きが求められるだろう。
レッジーナについてもよく追いつきはしたのだが、1失点目につながったカンナルサの緩慢なプレイや、相手のカウンターに対する守備に戻るフォローの遅さなど、明らかに2週間で4試合と言うスケジュールでコンディションが落ちてきているのは否めない。次はホームではあるがミランが相手なので、悪い流れにつながらないで欲しいところだ。