イタリア セリエA第22節 メッシーナ-ミラン(1-4)

柳沢についてのみで。
今日は4-5-1の左SHとしての先発だったが、攻撃時に誰よりも早く高い位置に上がろうとしていたために、かえって圧倒的にポゼッションに勝るミランにボールをカットされ、カフーの上がりのケアが左SBのパリージだけになってしまって、ミランに2点を先行される一因になってしまった。しかも、そのリスクをかけた攻撃時にパリージとのタイミングも合わず、一度柳沢にボールが渡ってチャンスになりはしたのだが、そこでシュートが撃てずにカウンターから先制点を与えてしまったのは不運だった。
前半の途中から左SHに移ってからは、利き足である右を生かして良いクロスを上げられるようにはなり、中に入った場面でザンパーニャのオーバーヘッドで撃ったゴールをアシストしたり、後半に攻めに出たメッシーナの流れに乗ってシュートを撃つ場面もあるなど良さは見せたのだが、チームとしてはミラン相手にビハインドを逆転するのは余りにも難しい展開だった。ミランが2連敗していた事もあって、審判が終始ミラン寄りだったのも不利に働いたと言える。
北朝鮮戦には呼ばれなかったとは言え、シュートを別にすればキープ力もテクニック、判断も玉田をしのぐものを見せているのは間違い無いので、このままメッシーナで出場チャンスを得られるように頑張って欲しいものである。