サイトアイコン 旧閑ガゼッタ

今日の溜息

あ~すいません、シリア戦の戦評書く気無くなっちゃいました(笑)。
一言で結論を書けば、ホームで松田、アウェイで宮本を使うようにしないと日本は必ず苦労するっちゅう事ですな。
ぶっちゃけ、GK以外にはシリアもカザフもそれほど大きな力の差は無いと思いますよ。シリア戦がこれだけ内容がぱっとしなかった理由、それはコンディションの問題も少しはあるでしょうが、大部分が宮本と松田のラインコントロールの差にあるのは間違いありません。カザフ戦に比べると攻撃のビルドアップ面では工夫が見られたんですけどねえ、いかんせん組織守備と言う土台がゆるゆるでは・・・ 相手が疲れて10人になった後の得点じゃ喜べませんよ。
宮本がジーコの好きな「一人余る守備」を忠実に守ろうとするために必然的にラインが低くなり、前からのプレスが効かずに中盤でボールが取れず、シリアに日本のゴール前までボールを運ばれてしまう。また、選手間の距離が広がっているためにFWが孤立してサイドが高い位置を保てない。さらにはゴール前に飛び込む人数も足りなくなる。これじゃシュートチャンスが作れないのも当たり前です。
しかも、それで守れているかというとそうではなくて、ボランチの位置を突破された時に誰がどこでマークに入るのかが整理されておらず、宮本が右往左往するはめになり、日本ゴール前での競り合いでもラインが押し上げないのでセカンドボールの位置にいる選手にプレッシャーがかけられず、前にいる選手をオフサイドで引っ掛ける事も出来ずに延々とボールを拾われてしまってました。
どっかのフランス人監督のようにしろとも言いませんし、今日もまた遠藤が餌食になってたり、センターライン手前での飛び出しに対してオフサイドを取ってくれる(苦笑)アジアの審判のレベルを考えれば、スペインのようにラインコントロールだけで守りきれとは言いませんが、選手の個人能力が高い事が前提の「一人余る守備」で相手を圧倒するなど日本には無理なんですよ。
まあ、この守備にも数は少ないけれども利点があって、相手もなまじボールを持って攻められるだけに、いつの間にかグダグダなペースに引き込まれてしまう事と(笑)、今日のシリア戦のようにこちらのコンディションが上回れば後半にカウンターが効きやすくなる事ぐらいでしょうか。
どうせジーコはきっと本番では宮本を使うんでしょうけど(泣笑)、せいぜい1-0ぐらいでは勝って行けるように、セットプレイの練習をしておいてもらう事と、先制点を取られないように祈る事ですなあ・・・ハァ

モバイルバージョンを終了