今日の戯言

見る人が見ればちゃんと分かるんですよねえ(苦笑)。
アテネ五輪予選の時にも散々書いたのですが、ユース時代から「谷間の世代」と呼ばれていた彼らが、最終予選のころにはほとんどの選手がJの中心選手となっていたのはJリーグを見ていた人間にとっては周知の事実なわけで、その彼らに唯一不足していた大舞台の経験を得られる機会を、このオシム監督のような熟達した指導者に任せず、Jリーグで揉まれてもいない指導者に任せて平然としていられる協会が本当に不思議でなりません。まあ、会長自らが一介の監督に対して「大事な男」と名指しするわけですから、どうしようもないわけですが(笑)。
そんな中で、守備偏重ながらも何とか結果を出している大熊監督率いるU-19代表ですが、カタール国際ユースで準決勝に進出した模様ですね。カタールがベストメンバーからほど遠いメンバーだったとは言え、高校選手権で活躍した本田らが台頭するなど、体格的な成長が遅くてこの年代ではフィジカル面で苦戦を強いられる日本にとっては、明るい兆しが見えてきたと言えるかもしれません。谷間以下の谷間と形容された前回のUAE大会のメンバーも、何人かはJのレギュラー格となった選手もいるわけで、本大会で1試合でも多く経験を積んで欲しいですね。
ところで、ここ最近のマスコミとなっている中田コの移籍問題ですが、鹿島側が移籍金額の安さに交渉拒否の構えを見せているようですね。確かに、来期のチーム構想の柱として考えているクラブ側にとっては主力選手を出したくないという考えは当然なのですが、現在の欧州における移籍金の相場と今月末で契約切れとなる条件を考えると、金額だけに激怒するのは筋違いなんじゃないかと思うんですけどねえ。国際間の契約にJでの移籍係数が適用されるはずもありませんし、下手すると広山の二の舞になってしまいますよ。つーか、Jでも移籍が活発になっている時代なんですから、いい加減にこの移籍規約を考え直して欲しいんですが>カピタン殿。