今日の戯言

今日は、たまたま昨日の深夜にリール対マルセイユの試合をやっていたのでその録画を見ていました。いや、久々に動いているトルシエを見られて懐かしかったです。多少は落ち着いたのか、以前ほどのオーバーアクションが無かったのが残念でしたが(笑)。ダバディの解説も水を得た魚のようでしたね。
トルシエ率いるマルセイユは、やっぱりと言うか当然と言うか戦術はフラット3で、相手が2位のリールのホームと言うせいもあるんでしょうが、サイドがあまり上がれずに割と下のほうからフィードで攻めていたところはまさしくW杯の日本仕様でしたね(笑)。しかし、その割にはあまりフラット3の息が合ってない場面も多かったですし、DFによるフィードも今ひとつだったのでトルシエが中田コを取りたくなるのも理解できます。
ただ、報知によるとまだ具体的なオファーは出してないそうですし、鹿島も移籍に難色を示しているようなので、まだ先行きは不透明な状況のようですね。今のところ順位は4位ですし、目標であるCL出場圏内を目指すためには即戦力を取る事がまず第一でしょうから、あんまりアジア人を正式移籍で獲得する余裕は無いでしょうね。まあ、来期予算にジャパンマネーの分をプランニングするためには今からある程度動きを見せておくのがいいという判断なのかもしれません。
そして国内では、清水の戸田がヴェルディに完全移籍した事が決まったようですね。ヴェルディは三浦の神戸への完全移籍を始めとして飯尾の川崎へのレンタル、そして今日は大宮へ桜井を完全移籍のニュースが入るなど、精力的な補強が目立つ磐田の陰で、なかなか出入りの激しい状況になっていますね。
ただヴェルディの場合は、若手をレンタルに出して武者修行させつつもチームで新たな若手を育てる機会を作り、それだけではチームをまとめられないので中堅選手を要所に置くという、アヤックスやPSVのような「勝ちながら育てて売る」ビジョンを感じさせるところが今までのJチームとは違う点ですね。もっとも、戸田がガラセクやコクーほどの役割を果たせるかは分かりませんが、このやり方が成功すれば、Jのクラブ経営にかなりのインパクトを与えられるのではないかと思います。