今日の戯言

とうとう最終予選の組み合わせが決まりましたね。日本はイラン、バーレーン、北朝鮮との対戦で、案の定マスコミは北朝鮮が相手だと言うことで大騒ぎをしているようですが、一次予選での戦績を考えても明らかに堅守速攻タイプのクウェートよりやりやすい相手なのは確かでしょう。まずはしっかりと初戦で叩いておく事が必要ですね。ってジーコジャパンの今までを考えるとそれが一番心配ではあるのですが(苦笑)。しかもケット・シーさんが指摘しておられるように、2/9は国際Aマッチデーではなくてフレンドリーマッチデーなので、海外組の合流が遅れる可能性があって油断できません。
あとの日程を見てみると、3月の10万人のテヘランでの試合後4日でホームのバーレーンが厳しく、イランに負けてバーレーンに勝ちきれないと、五輪予選のように一気に嫌なムードが広まる可能性はありますね。逆に言えば、最初の3戦を2勝1分けで乗り切ればかなり先行きが楽になってくるわけで、この2試合、特にイラン相手の初戦で勝ち点を取れるかが一番のカギになるでしょう。バーレーンについては、アジア杯で散々な目にあったフバイルをとにかく押さえ込んでしまう事ですね。
まあ、一次予選やアジア杯では「自分たちの力を出す事」だけを考えていても別に良いんですが、最終予選はホーム&アウェーだし、他国の勝ち点や得失点、出場メンバーをにらみつつ相手の長所を消してしまうといった総合的な「戦略」が最も重要になって来ます。ジーコはまだ我々に勝負師としての顔を見せてくれた事は無いのですが、最終予選でその能力を発揮してくれる事になるのでしょうか。
ところで、自宅を引っ越してからは自転車通勤になってしまった事もあって、最近はあまりサッカー雑誌を読まなくなっていたのですが、昨日は出張と言うこともあって暇つぶし用に浦和レッズ特集をしていたNumberを買ってしまいました。久しぶりに隅々まで読んでみると、編集方針が変わったのか「カリスマライター様」がいなくなり、西部氏や後藤氏が原稿を寄せているなど、かなりまともになって来た気がします。サッカーじゃありませんが、中でも陸上の瀬古監督のノンフィクションが良かったですねえ。
さて、いよいよ明日はCS、明後日は入れ替え戦、そして最後のトヨタカップがありますね。トヨタカップについての宇都宮さんの短期集中連載も大団円を迎えました。最後に笑い、はたまた泣くのはいったいどのチームなのでしょうか。