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イタリア セリエA第7節 ウディネーゼ-フィオレンティーナ(2-2)

現在取り込み中につき、中田についての講評のみで。
今日の中田は、フォーメーション上は4-2-3-1のトップ下の位置になっているのだが役割は全くFWで、それでいて肝心のシュートはわずか2本、あとは目立った場面はサイドからクロスを上げた場面のみと、正直言ってほとんどチームの役に立っていなかったと言える。
フィオレンティーナの選手の質自体は決して悪くなく、ウディネの選手相手に1対1ではかなりの部分で優位に立ってボールをキープ出来ていたのだが、逆に言えばキープ力が目立つぐらいにフィオのパス回しが遅く、中田もいろいろと前線で動き回ってフリーになろうとするのだが、たまにボールを受けてもぴったりとマークを受けるために後ろにボールを戻すしかなく、結果的にただ遅攻のお手伝いをしていただけの格好になってしまった。
まあ、中田をトップ下に置いた場合は、よほどチームが中田中心に素早く動く作り方をしていなければうまく行かないのは分かりきっている事で、前線にターゲットマンがおらず、サイドが上がるタイミングが遅く、ボランチのパス能力が低くて意思疎通が悪い今の状態では、中田をトップ下にする事は時間の無駄以外の何物でもないように思う。自分が監督なら、たとえ中田の契約がどうあれ、ファンティーニあたりをFWにしてミッコリをトップ下に、そして中田をボランチの位置に配するだろう。
さて、ミッコリが結果を出して、中田が退いてからフィオは同点に追いついた。次の監督の選択に注目である。

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