今日の戯言

ここ最近はオマーン戦にかまけてすっかりほったらかしにしていた他の話題ですが、ナビスコカップの決勝がFC東京対浦和という好カードになりましたね。2ndステージで首位を快走する浦和を破った唯一のチームがFC東京という事と、いろいろと因縁の多い関東の人気チーム同士の対戦とあって、非常に楽しみです。ちょうど明日からチケットが発売になるようですが、一瞬で売り切れそうですね。
準決勝の東京ダービーは、実はオマーン戦の前にうわの空気味で見ていたのですが、FC東京が前半終了時点で3点をリードしていて、一昨日の日本のように守っていれば楽に勝てたはずなのですが、ヴェルディに比べて1人多くなって欲が出たせいか、攻撃陣があまりにカウンターを狙いに行き過ぎて、逆に慎重に守りたい守備陣との意識がずれ、そこに開いた大きなスペースをヴェルディに使われすぎました。決勝はプレッシャーのかかる大一番だけに、90分間いかに集中力と平常心と、全体の意識統一を保てるかが勝負でしょう。
そして先週にまとめて行われた欧州予選ですが、全試合数が多い上に各国の消化試合数がバラバラなので全く先が読めませんね。まあ各グループに、W杯の出場国になっても違和感の無い国が4つはあるような激戦ですから仕方ありません。その中で、かつてはAFCの仲間であったカザフスタンが戦っているのですが、ホームでアルバニアに敗れて未だ勝ち点が0のままです。
カザフスタンと言えば、97年のフランスW杯最終予選のカザフスタンホーム、アルマトイで日本を相手に引き分けに持ち込み、当時の加茂監督を更迭に追い込んだ国という記憶が強いですが、近年は実績を挙げていないとは言え、その国が欧州予選で最下位を独走している現実を見ると、オマーンに勝ったぐらいで喜んでいてはいけないんですけどねえ。韓国、カザフ、ウスベク、UAE相手で1勝1敗2分けで加茂さんの首が飛び、ギリギリで2位に滑り込んだことを思い出すと、アジア全体のレベルが上がっている現在、最終予選の2枠に入るのもそう簡単じゃありませんよ。ゆめゆめ油断する事なかれ、ですな。