今日の戯言

どうやらギリギリで稲本のWBAへの移籍が決まったようですね。
例によって報知だけは全く逆の報道をしてくれているので、この話は決まりと考えていいですよね(笑)。しかし、フルハムであれだけ日本人の集客力を見せ付けていながら、ここまで移籍話が長引くとは少々意外でした。これがイタリアだったら、すぐにダボハゼが何匹も飛びつくんでしょうけどね。関係者の口が堅いのか、イングランド人の商売気の無さゆえなのか・・・ともかく、今度こそ安定した活躍を願いたいものです。
そしてアテネ五輪も終わって、ツール、アジアカップ、五輪と来たお祭りシーズンもようやく終了という感じです。それにしても今回の五輪は、あまり自分の中では盛り上がる事が少ない大会でしたね。それは、序盤の柔道であっけないほどメダルラッシュが続いてしまったのと、決勝種目の生観戦が難しい時差、サッカーの一次リーグ敗退といった理由もあるのですが、大会前のマリオン・ジョーンズに始まりアネシュに終わったドーピングスキャンダルの影響もあったように思います。
ここでも自転車やサッカーがらみで何度か言及しているのですが、もはや欧米ではドーピングは悪ではなくて勝つためのテクニックとなってしまっているのが現状で、どこの誰とは言いませんがあり得ない筋肉の付き方をしている選手なんかを見てしまうと、「何だかなあ」という気持ちになるのを止められません。いくら検査を厳しくしたところで新手法とのいたちごっこになってしまうのは避けられませんし、裏の構造にメスが入らない限りはどうにもならないでしょうね。
ここでは、良くサッカー協会などにアマチュアだとか何とか散々罵声を浴びせてますが(笑)、特別に選手が余っているわけでも金に困っているわけでも、クラブ人気が磐石でも無いくせに稲本や松井、大久保といった動員に影響力を持つスター選手を気前良く移籍させてしまえる関西クラブを見ても、皆が皆パーフェクトにプロフェッショナルになってしまうのもそれはそれで悲しい事なのかもしれません(笑)。