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今日の戯言

五輪のガーナ戦は、何とか日本が一矢報いた結果になりましたね。
しかしこの世代は、ワールドユースのチェコ戦の大勝やツーロンでの3位、そしてこのガーナ戦と、世界レベルではプレッシャーのかからない場面でしか結果が出せてないんですよね。裏返せば、もともと持っているポテンシャルは高いのにそれが発揮できなかったわけで、結局はメンタル部分の問題に集約されるわけです。
当然、山本監督にしてもそれは分かりきっていたはずで、実際競争原理を導入したり、いろんなポジションで選手を使う事で幅を広げようとしたのだと思います。しかしダバディ氏も指摘するように、それが本番での異常なストレス環境の元で行われないと意味が無いわけで、それを熟知していて選手の敵に回る事を厭わなかったトルシエと、選手の味方という立場を捨てきれなかった山本監督との内容と結果の差に表れたと言えるのではないでしょうか。
それにしてもこのアテネ組、西村、山本にたまにジーコ(笑)という素人監督ばかりで本当に気の毒でした。世界には育成に長けた監督などいくらでもいるはずなのに、ただ日本人監督の育成のために貴重な経験の場を無駄にした協会が一番に責められるべきなんですけどね。まあ今の状況を見ると、世界を知ってるドーハやフランスW杯組がトップになるまでは難しそうですが・・・(苦笑)
そして昨日のアルゼンチン戦ですが、やられ方は五輪と同じような感じだったのですがあんまり腹が立ちませんでしたね。もっとも、それは日本がベストじゃなかったというエクスキューズによるものでは無く、個人で負けてる日本が組織力でも負けているのだから、どうあがいても運に頼るしかないんだという現実を改めて見せ付けられたからでしょうね。まあ、ジーコジャパンの場合は日韓W杯や五輪と違って本選はボーナスだと思っているので(笑)、予選さえ突破してくれたら別にいいんですよ、はい。

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