ツールドフランス第14ステージ

ピレネーとアルプスの間のつかの間の平坦ステージ、それも明日は休養日とあって序盤から激しい逃げ合戦が繰り返されたのですが、総合争いはもちろんスプリントポイント争いにかかわる選手の逃げに対しても厳しいチェックがあってなかなか逃げが決まらなかったのですが、最終的には10人の逃げが決まって集団から15分近い差を付けての争いになりました。
その中で勝利を手にしたのが2002年にヴェルタを制したアイトール・ゴンザレスで、さすがにステージレースウイナーらしいTTのような単独走行で長い逃げを決めてしまいました。それにしても、逃げ集団に2人も選手を送り込んでいたにもかからわずに全く抵抗できなかったエウスカルテルは情けなかったですね。パヴェステージでの落車といいエースのマヨの脱落といい、今年は全くいいところがありません。
当然、総合争いはまだボエックラーがキープしたままで明後日のヴィラルドランスの頂上ゴールのステージを迎える事になるわけですが、2級と言う微妙な難度の最後の登りで昨日のような粘りの走りで首位をキープし、ラルプデュエズの山岳TTでランスにプレッシャーをかける事が出来るのかに注目です。