今日の戯言

このセリフは確か3年前にも聞いたような(笑)。
W杯での16強を「失敗」と定義するならば、あのイタリア相手に引き分けた親善試合でチームは完成したとトルシエが思ってしまった事も一因だったのは確かでしょう。その後、フェイエノールトで小野がボランチとして頭角を表し、中田もパルマで3ボランチの右という場所を見つけて先発に復帰するなど、それぞれ選手としての新しい一面を開拓しつつあったにもかからわず、それを生かして代表を再構築するチャレンジを躊躇してしまった。それは自国開催というプレッシャーとトルシエの監督としての経験不足ゆえの結果でもあったわけですが、それと同じ事をやっていたのでは強化の意味が無いんですがねえ(苦笑)。
とこう書くと、また私がアンチジーコだというレッテルが貼られてしまいそうですが(笑)、フランスW杯後と日韓W杯後では評価の出発点が違うのは当たり前ですし、負けと引き分けで解任騒動の発端となった中国、韓国戦でも「強化プランの段階」がはっきり見えていたトルシエのチームに比べ、ジーコのチームはビジョンから予測される期待が書けないですからねえ。上のコメントを見ても現時点での問題点をちゃんと認識出来ているようには見えない上に、以前よりは改善されたとは言え選手起用の偏りと選考基準の不明瞭さも未だぬぐえませんし。
そういう意味で、今後の予選に向けて引いた相手を崩すための戦い方を構築するのと、コンフェデで失敗した短気決戦の中での選手のやりくりを学ぶという点で、アジアカップという舞台はジーコ見習監督にとって非常に大切なものだと思うのですが、果たしてオマーン戦と切り離して海外組を温存するような余裕をぶっこいていて大丈夫なんでしょうか。
オマーンとの一騎打ちの様相になって来た今となっては、アウェイ戦2ヶ月前のアジアカップの成績をどうこう言っている場合じゃないのは確かですが、アジアカップで下手に惨敗して自信喪失してしまった場合を考えると怖いです。そりゃ海外組にリーグに専念させると言う方針自体は賛成なんですがね、その話は1年前にすべき事だろうと。つーか海外組より久保を温存するほうが先のような気が(笑)。まったく、国内組主体で集中強化をしてオマーンに3点差ぐらいで勝っていれば簡単な話だったんですが、あの試合一つで戦略が全て狂ってしまいましたよねえ・・・ハァ。
それはさておき、毎度おなじみの「ふむふむ」さんの埼スタレポート。

点数だけ見ると「すっきりした」試合でした。印象に残ったことをいくつか


  • 開始直後のインドのシュートにびっくり

  • 立ち上がりは例によってぱっとしない

  • 久保のゴールは遠目に見ても素晴らしいものでした

  • 同じく2点目の久保のアシストの高さに感嘆。

  • 中村も得点したので気をよくして活躍してくれるかなと

  • ところが消極的なプレー

  • 鈴木の「ルーレット」には笑いました。あれでファールもらわなくても・・・

  • 私の周囲(カテ1 ロアー)の声(のうち主なもの)「サントス持ちすぎ」「なかざわ、ハットトリックしてくれ」

  • 藤田が低い位置でびっくり、消えていてがっくり


従業員の方の慰労もかねて、従業員とその家族の方と行ったのですが、皆様(女性)には福西と鈴木が好評でした。福西はまじめに頑張っている、と。鈴木のワイルドさに惹かれたようで、またコーナーフラッグとのパス交換?も受けていました。
後半、宮本に代わって小笠原が入って、「え、2バック?」と思ってしまった私はやっぱり知識がないと自覚し、 _| ̄|○  でした・・・ 笑ってやってください。

いや、2バックの認識で合っていると思いますよ。ただ、疲れからかジーコが期待したほどSBが高い位置に上がっていなかったので4バックになってしまってましたが(笑)。しかしいつも思うんですが、鈴木の女性人気が高いのが不思議ですよねえ・・・
最後に、「イタ」さんの「フットボールフリーク観戦記 Piece
of a Dream」
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