今日の戯言

最近は代表関連に振り回されてすっかりご無沙汰になっていたJですが、昨日イルハンが合流して早速メディアの集中砲火に遭っているようですね。今朝通りがかったコンビニにあった女性週刊誌にもしっかりトップ写真に収まってましたし。と思ったらこんなキャンペーンまでやってるし(苦笑)。
いつも私はこのサイトでスターシステムを批判してますが、誤解しないでいただきたいのは、サッカーやその選手が注目を集める事自体を批判しているわけではないという事です。問題なのは、真実を伝えず虚像を膨らませようとする事であって、パンターニなどのドーピング問題にしても、選手個人の仕業だけでどうにか出来るはずが無く、背後には必ず医者やチームを含めた何らかの組織の存在があるはずなんですが、選手よりもそっちが槍玉に上がる事はほとんどあり得ません。
どうもセルジオと金子の対談本で、本当に本人が言ったのかどうか分かりませんが「中田がジーコに心酔している」といった証言があったらしいですが、おりたさんも書いているように、中田の本質として「頭はいいけど世間知らずの有名人大好きミーハー」な部分があるという事を知っていれば、それほど驚く事でも無いわけです。しかし、世間の認知としては「中田は常に高所から全てを見渡しているクールなカリスマ」になっちゃってるわけで、そうなると「中田が心酔するぐらいだからやっぱりジーコは・・・」という印象を与えてしまうわけです。つまり、こういう虚像が虚像を生む連鎖が起こってしまう事こそがスターシステムの元凶なんですよね。
イルハンにしても、今はいつもニコニコ聖人君子みたいな受け取られ方をされてますが、実態はベジクタシュでも大久保並のホットテンパーで有名だったわけで、そういう部分も含めてイルハンと言う存在を認めるようにならないと、王子様と言う虚像が壊れてしまった時の反動のネガティブキャンペーンでイルハン自身が潰されてしまう可能性も無くはありません。まあ、トルコ自体のメディアが既に強烈ですし、トルシエのように本人が日本語を解さない「メリット」というものもあるので、現実的にはそれほど悲観する必要は無いでしょうが、楽天と目玉焼きには是非慎重なコントロールをお願いしたいものですね。
さて、今晩からいよいよCL決勝トーナメントですね。セルタ対アーセナルも見逃せませんが、やはり何と言っても柔と剛という比較がぴったりの対戦、バイエルン対レアルマドリードでしょう。リーグ戦では今いちぱっとしないバイエルンですが、ホームでレアルに叩きのめされるわけにはいかないでしょう。皆さん、くれぐれも試合に熱中しての遅刻には気をつけましょう(笑)。