今日の戯言

今日は久しぶりに長居へ現地観戦してきました。いや~寒かった。まあセレッソ側としてみれば良い試合だったのでいいとしても、もし清水サポだったら身も心も芯まで冷え込んでいたでしょうね。長居まで来られたサポーターの方、ご苦労様でした。
今日は名古屋サポのponさんからのメールを紹介。

ガゼッタさんはじめまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
J1も残すは1試合となりどこが優勝するかまったくわからない状態ですが、グラサポとしてはウェズレェイの得点王以外はあまり興味はありません。
ところで話は変わりますが1ヶ月半にも及んで楽しませてくれたラグビーのW杯も順当にイングランドが優勝し幕を閉じました訳ですが、サッカーと同じで守り中心で攻めは個人(ウィルキンソン)の力頼みという点では、2002W杯の3Rだけで攻めたブラジルとよく似ているなと感じました。
また我が向井JAPANについては、善戦むなしく全敗でありましたが、日本人の特徴を生かして、組織的に粘り強く守り、スピードを生かして攻めるという戦い方は、前の平尾JAPANと比較するとかなり世界と戦えたと感じました。

ラグビーW杯は生では決勝ぐらいしか見る事は無かったのですが、スコスコトライが取れる日本のラグビーを見慣れた目には別のスポーツかと思えるほどの、強豪国の守備の強さを考えるとキックで点を取るという戦法は仕方ないのかもしれませんね。もうこれはルール変更が必要な時期に来ているのかもしれません。
さて、平尾ジャパンがジーコジャパンと似ているかどうかについてですが、少なくても将来の育成はどうあるべきかと言う「理念」があった分だけ平尾ジャパンの方がましなような気がしますね。もっとも「平尾プロジェクト」は監督が今の結果を出すためにやる事じゃないとは思いますがね。
両者に共通する欠点としては、ここで何度も書いてることですが「個人の自由な発想」を重んじるあまり「義務」という視点が欠落している事です。選手は、まず与えられたポジションに課された任務を遂行する事が第一であって、任務が嫌ならば指揮官が認めざるを得ないような結果を出さなければならないわけです。ところが結果を出す前に選手は自由を主張し、それをマスコミとファンが追従している。いわゆるスターシステムですよね。
両者は義務の部分を選手任せにして自由にさせさえすれば義務もついてくると考えてしまってるわけで、言わば監督も「与えられた舞台での勝利」という義務を無視して自由を主張してしまっているという点で、監督もスターシステムに乗っかってしまっているのだと言えるのではないでしょうか。