J1第2ステージ第14節 仙台-横浜FM(0-4)

横浜はドゥトラ、ユ、マルキーニョスさらにはU-20メンバーもいなくてSBが三上と佐藤一樹、FWの大橋といった、チームにいたの?というような選手が先発する事態。後が無い仙台はシルビーニョが出場停止。
試合開始からホームの仙台が出足と寄せの速さで横浜を圧倒する。横浜は全くボールがつなげずにただクリアするだけで、これはいつ仙台が点を取るのだろうと思われたのだが、横浜は11分にカウンターから仙台のプレスをかいくぐるようにパスがつながり、ゴール左にフリーで待っていた久保にボールが渡って、左足アウトサイドのシュートがファーサイドに見事に決まってしまう。
ワンチャンスで先制点を決められた仙台は何とかして同点に追いつこうとするのだが、気ばかりあせって中盤でのつなぎにミスが多くなり、横浜に危険な場所からボールを奪われる場面が増えてくる。しかし横浜FW大橋が2度決定機をミスしてまだ仙台に運があるかなと思ったのだが、31分にまたしても中盤でボールを奪われ、奥のスルーパスに反応した久保が絶妙のタイミングで裏に抜け出して2点目。
仙台は後半に望月を下げて福田を投入して3-4-3にし、さらには財前をつぎ込んで攻撃色を強める。そのプラン通りにサイドからの攻撃が機能し始め、15分前後に2度の決定機を作るのだがわずかにゴールマウスをボールが外れてしまう。こうなるとしっぺ返しは必ず来るもので、その直後にカウンターから佐藤由が右サイドをえぐって大橋の飛び込み、左からの三上のクロスを久保がボレーと立て続けに決められて仙台はジエンド。
仙台はそう悪い試合をしたわけでは無かったのだが、やはり昨日書いたように前半のチャンスにゴールを決めきれず、相手に先取点を取られた事で全てが裏目に出てしまった試合だと言える。しかも久保が絶好調だったのも仙台にとっては運が悪かった。さて、京都はどうか。