今日の戯言

多くの方から敬遠されながらも嫌がらせのようにたまに書いてしまう自転車ネタですが、2004年のツールドフランスのコースが発表されましたね。何と言っても注目はラルプデュエズでの登りの個人タイムトライアルです。おそらく87年にジャン・フランソワ・ベルナールがモン・ヴァントゥーで勝った時以来の登りタイムトライアル、しかも場所がツールの桧舞台とも言えるラルプデュエズという事で非常に興味深いです。それ以外にもチームタイムトライアルに時間差の救済措置が取られたり、登りゴールが2日連続であったりとクライマー優先と言える設定になっている模様ですが、果たして史上初のツール6勝を狙うアームストロングはこのコースにどう立ち向かうのでしょうか。
追記:良く考えたら翌年のヴィラルドランスでも登りTTをやってるし、その後はフジテレビが放送権を取ってしまったために関西じゃ見られず一時的に興味を失ってたんですよね。私の地上波への恨みはサッカーだけではないのです(笑)。
で、サッカーネタに戻りますと、やっぱり日曜の試合の日本人選手の評価はさんざんでしたね。ファンマルバイク監督が小野について「自分の首を絞めるようになる」と語っていたらしいですが、ある意味真実を言い当てているなと思いましたね。
中村についても言える事ですが、スペースの無い現代サッカーにおいてはトップ下とはFWと同義であり、極端な話、ボールを受けにマークを振り切って下がる>ワンタッチのポストプレイ>DFラインの裏に飛び出してボールを受けるといった縦のインターバル運動を90分やり続けるのが仕事なわけです。遠いサイドにフリーでいたりマークがぴったり付いた状態でクレクレしてもいつまで経ってもボールは回ってきません。稲本がマンU相手に得点できたのも、スペースに相手のマークを振り切った「爆発的フリーランニングによるリスクチャレンジ(C)湯浅」をやったからこそです。
もちろん、ダッシュしたからと言ってボールが来るとは限りませんが、「どうせボール来ないから」「抜け出して競り合うのが苦手だから」と避けていたのではいつまで経ってもチームメイトや監督の信頼は得られないでしょう。誰もがオフザボールの動きの名人と認めるモリシだって、決して足が速いわけじゃありません。いつでもスペースを探し回り誰よりも早く動き出す。それが100回無駄走りになっても次の瞬間には101回目のダッシュをしてる。それが何より偉大なんですよね。