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イングランドプレミアリーグ フルハム-レスターシティ(2-0)

好調フルハムはサハが1トップ、ボランチは稲本とペンブリッジが先発でレグバンスキが控え。アーセナルに呼び戻されるかという噂が立っているフォルツ(風邪らしいが・・・)の代わりにはリーコックが初先発。
序盤からホームのフルハムが攻め込む。稲本もたまに攻めあがるなど押し込む展開が続くが、レスターも守備の集中力が高くてなかなか決定的なチャンスが作れない。しかも押し込んでる分逆襲をくらう場面もあり、20分ぐらいからはフルハムはかなりロングボールによる単発の攻めしか出来なくなってくる。
しかし36分、右サイドでの競り合いからこぼれたボールをマルブランクが拾ってそのままドリブル、サイドに流した折り返しをマルブランクがシュート、それがレスターDFに当たったところをボアモルチが押し込んでフルハムはようやく先制。その3分後にもフルハムはPKのチャンスを得るが、PKの権利をめぐってサハとマルブランクが同国人同士でややもめて、その影響かPKはGKに阻まれてしまいフルハムはどうも勢いに乗り切れない。
後半になるとペースはすっかりレスターの方に傾く。しかしフルハムも何とか最後で守りきる時間帯が続く。そして28分に左にいたマルブランクから中に切れ込んだボアモルチに浮き玉のパス、それをDFともつれながらも体勢を立て直して蹴りこんで2点目。かなり押し込まれていただけに大きな追加点だった。あとはよれよれになりながらもとりあえず守りきって試合終了。
フルハムは1トップのサハが頼りなく、リーコックがほとんど攻めに参加できない状況ながら、要所で得点できたのが大きかった。ピンチもたくさんあったが、バーにはじまれたりファンデルサールのナイスセーブと言うよりはたまたま正面に行ったのをはじいたような場面も多く、かなり幸運の神様に好かれていたようである。
稲本は後半18分にレグバンスキと交代したが、まあそれほど交代しなければならない出来では無かったので不満はあるだろう。しかしポジショニングの的確さという面ではペンブリッジの方が上だったのは確かで、今後はもっとそういうところを精進する必要があるだろう。さて、これからは代表の試合が待っているわけだが、帰ってきたときにポジションはあるのだろうか。

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