今日の戯言

ようやく中田の移籍騒動も残留で固まったようですね。今までここでは書いてこなかったのですが、ローマに在籍してスクデットの立役者となった選手がラツィオに移籍するというのはやはり問題が多く、ムトゥが移籍してボール離れが良いタイプの選手であるモルフェオが加入した事でパルマでも中田向きのサッカーができる環境が揃ってきていたので、残留の決断は正しかったのではないでしょうか。もっとも、それを証明するのは今後の活躍しかないわけで、とにかく頑張って欲しいものです。
話は変わりますが、最近とあるメルマガで「オックスフォードディクショナリー」の新版の中に「ボケ」「ロバタ」「エダマメ」「スリミ」という日本語起源の言葉が収録されたという記事を見かけて、ヨーロッパで狂牛病などの影響があってスリミ(カニ蒲鉾)がブームだと言うのはNHKでやってて知ってたのですが、Edamameは聞いた事無いなあと思ってGoogleで調べてみたら結構ポピュラーだったんですね。あちこち見てたら日本のフライ物に使うパン粉も認知されていて、そういやこの前の出張の時に行ったレストランでも「Shrimp
Panko Style(エビフライ)」なんてメニューがあったなあと思い出しました。
これを見ても、今は食文化に限らず日本産のアニメーションやゲームなどもどんどん欧州に進出する時代なわけですが、そこにどれだけ日本への正確な理解があるのかと言われると、これだけ様々な文化が入ってきている我が日本の現状を考えると非常に心許無いと言わざるを得ません。
しかし、幸いにしてサッカーは日本では最も世界とつながりの深いスポーツです。欧州やJへの選手の移籍はもちろんの事、サポーターの中には応援のために国外へ出かける人も多く、モノや写真だけではない生きた文化交流が出来る機会は沢山あります。
今日もたまたま自転車のHEWサイクラシックスというハンブルグの市内を走るレースをJSKY3でやっていて高原のHSVのホームであるAOLアリーナも画面に映っていたりしたのですが、たとえテレビ観戦だけであってもサッカーのチームや選手だけに興味を持つのではなくて、その奥にある文化や歴史にも興味を持てるような、そんな豊かなサッカーライフを送りたいものですよね。
と、万景峰号や北朝鮮美女軍団、そして阪神情報しか報道しない今朝の関西の朝番組を見ていて思ったのでした(笑)。