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今日の戯言

今朝まで気付かなかったのですが、バルセロナの世界水泳で平泳ぎの北島選手が世界新で金メダルという素晴らしい快挙がありましたね。深夜の放送を録画して見ようかなと一瞬思ったのですが、あのテレビ朝日の角澤実況なのかと思うと結果を知るだけでいいかと思い直しました(笑)。
ところで、昨日白紙メールをいただいた「福○」さんから、ツール中継を見て自転車レースファンになったという嬉しいメールをいただきました。同時に、9月に行われるスペイン一周レースのヴェルタ・エスパーニャの観戦記も楽しみにしているとのお言葉をいただきましたが、さすがにサッカーサイトでそこまでやっては顰蹙にもほどがあるので、ヴェルタは一人で密かに楽しむ事にします(笑)。
このメールで調子に乗ったわけじゃありませんが、明日はどうせU-22韓国戦祭りなので最後っ屁としてツールネタを書き連ねる事にしますが(笑)、それにしても昨日の戦いは凄かったですよね。
個人的には、今年のツールでここまで良いところが無かった王者アームストロングが初めて強いところを見せてくれたので嬉しかったです。と言っても私は特別彼のファンじゃありませんが、フランス代表やレアルマドリードにしてもそうですが、王者はやっぱり勝つにしても負けるにしても強くあって欲しいですからね。
それにしても解説の市川氏の、今やサッカーでもなかなか見ることが難しいほどの電波解説は凄かったですね(笑)。「千と千尋の神隠し」の作画監督であり「茄子-アンダルシアの夏」という自転車アニメ映画を撮った高坂監督がゲストに来ていたのですが、監督がある程度の根拠を挙げて「今日はアームストロングが勝つのでは」と言った言葉を即座に否定し、体力の回復度が全然違うと「脳内回復理論」を振り回してヴィノクロフ絶対と言いたい放題。当然、市川氏の予想は大外れと正に電波の王道を行くような見事な玉砕っぷりでした(笑)。
しかし、彼の解説を見ていて考えさせられるのは、スポーツで偉大な功績を残した選手であるほど、自分の主観に自信がありすぎて物事を客観的に見れないという落とし穴にはまるのではないかと言う事ですね。
だいたい、素人であっても正しい情報とそのスポーツに対する少しの知識があれば、サッカーでも自転車でも試合展開を予測する事はそれほど難しいことじゃないわけで、その基礎工事に「プロの目」が加わってこそ本当の解説となり得るのに、そういう事が出来ている元プロ選手ってのは本当に少ないように思います。
「名選手名監督ならず」と言うことわざがありますが、監督と言う仕事にも解説と同じ事が言えるわけで、日本のスポーツ界の場合、解説の仕事は選手と監督の間を取り持つキャリアであるだけに、所詮大阪仕事だとないがしろにして欲しくないものですよね。

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