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今日のツールドフランス

果たしてサッカーファンでこのステージを見た方はどれくらいいたでしょうか(笑)。今晩はフジテレビで総集編があるそうなのでそちらもどうぞ。こっちは見れませんけど。
ルダンヴィエイユ・ル・ルロンがゴールの第14ステージは、序盤にアタックした集団が最終的には逃げ切り、ここまで全く良いところがなかったジロ・デ・イタリアの覇者であるシモーニが4人のゴールスプリントを制して嬉しい勝利を飾りました。
そして注目の総合争いでは、最後の登りにヴィノクロフがアタック、ゴール地点では総合トップのアームストロングに43秒の差を付け、トータルでは18秒差に迫り、アームストロングとウルリッヒは15秒差で変わらず、ヴィノクロフが18秒差の3位に迫ってきました。タイム差から考えて、勝負はほぼこの3人に絞られたのは間違いないものの、近年に無い完全な大混戦です。
まあ今日から見た方は市川氏のスカタンな予想にとまどっている方も多いと思いますが(笑)、ヴィノクロフはここまで力を使ってしまった事が、明日のルザルディダンの頂上ゴールで響いてくるかもしれません。2位のウルリッヒは3位のヴィノクロフにタイム差を付けられないために登りでかなりのペースで引っ張っていたために、アームストロングにとってはあまり力を使わないで済んだという意味では戦略的に良いステージだったと言えるのではないでしょうか。レース後のインタビューでも目に力が少し戻ってきたようで、明日の勝負が楽しみになってきたと言えます。
さて、明日は超級カテゴリーの峠が最後に連発する真の勝負どころです。最終的にはあと一つ残っているタイムトライアルで勝負は決まるでしょうが、現在の個人の力量を考えるとヴィノクロフは2分差を付けてトップに立たないといけないし、アームストロングはウルリッヒに1分差は付けないと厳しいと言えるわけで、TTに向けての精神的な優位を確立する上でも重要なステージだと言えるでしょう。

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