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今日の戯言

はぁ~、疲れました。
今日は早朝から出張で、つい先ほど帰ってきたところです。だから、サッカーと名の付くものは今日はほとんど触れていません(涙)。
そんな中、コラムにいくつかの意見をいただきました。「おとうさん」からは森岡に酷過ぎると怒られました(笑)。まあ、話のダシとしてあえて俎上に上げたわけであって、個人的には非常に同情してるんですよ。いや、気分を害した方はすいません。
<ここには別の方のメールを紹介していたのですが、メール本文はご本人の要請で削除しました。内容は、ナイジェリアでも同じ指導、同じF3であり日本に合わせたわけではないのではという疑問と、日本人に対して偏見を持って高圧的だったトルシエで選手は成長できなかったのでは?という趣旨でした。>
まずフラット3についてですが、トルシエのセルフプロデュースが上手すぎて(笑)、さも彼自身の独創による魔法のような戦術のように見えますが、実情はコンパクト志向のラインディフェンスの方法論の一つであり、波戸が入って4バック気味に守る事もあれば、森岡がやったようにフォアチェックとカバーリングを強めた守り方もあり、両サイドを攻撃的な選手にするか守備的な選手にするかでポゼッションサッカーとプレスカウンターサッカーを使い分けられる、非常にベースとして優れた特色を持っているものだと言えます。マルセイユでもぺラン監督が使っていたように、クレール・フォンテーヌの監督学校では習うべき基本科目の一種なのでしょう。
従って、トルシエ監督時代のナイジェリアの試合を見て、フラット3がどういう使い方をされているのかを自分の目で判断しなければ、油絵も水墨画も同じ筆を使っていたら同じものだというような暴論になりかねません。
また、トルシエの偏見や教育方法については主観の問題であって、私からは「そういう見方もあるんですね」としかコメントできません。
ただ、多少社会経験のある方なら分かっていただけると思いますが、小学生ならともかくいい年をした大人が、たとえ自分のやり方を強要するようなうるさい上司がいたとしても、それで自分で考えるのをやめて成長できなかったような人間は、結局それまでの人間なんだと思いますけどね。

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