ツーロン国際ユース GroupB 日本-トルコ(1-1)

日本はアルゼンチン戦から茂木に代えて阿部、小林から長谷部、永田から大井と先発を入れ替えて臨んだ。
対するトルコはアルゼンチンほどの上手さは無いものの、フィジカルとボールへの反応が早く、日本は1対1で勝てない分人数をかけて守らざる得ず、ラインやサイドがなかなか上げられずに前半は防戦一方。当然攻撃も前線が孤立する上に、中盤の判断が遅くてすぐにトルコの早いプレスに詰められ、ボールをキープしていてもすぐに体を当てられてボールを取られてしまう状態。
それでも何とかトルコの分厚い攻撃を防いでいたのだが、37分にとうとうセットプレイからファーサイドに飛んだボールをヘディングで決められて先制点を許してしまう。
前半全く良いところの無かった日本は、ボランチで機能しなかった長谷部に代えてアルゼンチン戦もかき回し役として良い働きをした谷沢を投入。それが特に効果を発揮したわけではないのだが、後半の11分にカウンターからスルーパスを受けた阿部が左サイドから切り替えしてDF1人交わしてゴール上端に見事にシュートを決めて同点に。
前半飛ばしまくったトルコもさすがにペースダウンするものの、日本もボール支配までにはなかなか至らない。日本は小林や中原を投入するも、あまりペースが上がらず、トルコに再三攻められるも決定力が無くてそのまま試合終了。
やはり、アルゼンチン戦同様日本選手の1対1の強さ、ボールに対する反応と厳しさという個人戦術という点でまだまだ世界とは差があるなと感じさせられた試合であった。